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屋根の現地調査では、調査する屋根材の特徴を踏まえた上でしっかりと劣化診断を行っていきます。屋根材の特徴と注意点を解りながら知っておく必要があります。今回は、粘土瓦(和瓦)です。粘土を形成して焼き固めた瓦です。耐水性・防水性にとても優れていて色褪せしないが、重量がある為、耐震目的で軽量瓦に葺き替えることも多くあります。粘土瓦には、他に洋瓦(S型瓦・F型瓦)があります。
粘土瓦の部材です。
野地板・母屋・垂木・ケラバ・防水紙・瓦桟・棟・漆喰・瓦・軒先瓦があります
漆喰は、瓦の隙間を埋める、いわば接着剤のような役割があります。隙間を埋めることで、雨の入り込みや、鳥や小動物が入り込まないようにしています。瓦自体は、メンテナンス不要ですが、漆喰はメンテナンスが必要になります。これを怠ると、瓦のずれや雨漏りの原因になってしまいます。
瓦の割れやズレ、またビスの浮きの確認を行います。阪神淡路大震災をきっかけに、耐風性や耐震性に優れた「ガイドライン工法」が広まりました。それ以前は、「引っ掛け桟工法」や「土葺き工法」で葺かれた瓦もまだまだ多く見られました。揺れなどで瓦がずれると雨漏れの原因になります。また野地板の腐食にもつながります。